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モチベーションを上げてやる気を出す方法!極限の裏ワザも!

モチベーションを上げてやる気を出す方法!極限の裏ワザも!

こんにちは、注意散漫になりがちなサメの助です。

みなさんは、やらなければいけないことに取り組むためのやる気を出すのは得意ですか?

そのために必要なモチベーションを高くすることも簡単でしょうか?

おそらく、ほとんどの人にとって、この答えは”No”と言わざるをえないのではないでしょうか。

そもそも、何かに手をつけるためのモチベーション・やる気といった言葉は幻想なのですから。

確かに、「うおぉ、俺は今、猛烈に勉強がしたい!」みたいなことになって頑張れるときも、時々はあるかもしれません。

ただ、それは確実にいつ何時でも起こりうる状態ではないですし、そもそも自分でコントロールすることはとても難しいはずです。

そんなテンションの上下に左右されてしまうような不確実なものに頼っていては、いつまで経ってもやるべきことを終えることはできません。

モチベーションややる気とは、やるべきことに取り組んで、それを続けることで初めて生じるものなのです。

今、

お前、さっきモチベーションもやる気も幻想だ、とか言ってだだろうが!

と怒り心頭になった方もいるかもしれません。

しかし、よく読み返してみてください。

「何かに手をつけるための」モチベーションややる気は存在しない、と書いたのです。

皆さんも、最初はあまり気乗りしなかったけれども始めてみたら思いの外ハマってしまって、気がついたら没頭していた、という経験はありませんか?

そう、一度始めてしまえばモチベーションもやる気も、自ずと上がってくるものなのです。

つまり、一番大事なのは「とにかく始める」ということなのですね。

例えば、

すごくやりたくないけど、1分間だけ我慢して頑張ろう!

と決めて1分間のタイマーを設定して頑張ってみると、気がついたら1分経っていて、キリが悪いからなんとなくもう少しやってみようかな、という風になるはずです。

さて、とにかく始めることが大事、ということを踏まえた上で、より集中して成果を上げるために必要なことは何か、という視点で記事を書いていこうと思います。

モチベーションを上げてやる気を出す方法!極限の裏ワザも!

モチベーションを上げてやる気を出す方法!極限の裏ワザも!

冒頭にも書いたとおり、ここでいう「モチベーション」や「やる気」というのは、あくまで手を付けて、動き始めた以降のものです。

  1. 手をつけ始めてからのやる気を維持するためのテクニック
  2. やる気の持続時間を伸ばすためのテクニック
  3. 極限状態の裏ワザ

という順番で解説していきます。

①手をつけ始めてからのやる気を維持するためのテクニック

せっかく始めても、すぐにやる気が落ちてしまっては元も子もありません。

そこで、

  • やるべきことの整理をする
  • 余計なことはメモをして忘れる
  • ポモドーロ・テクニック

という3つのテクニックを紹介します。

やるべきことの整理をする

自分がやるべきことの全容が明確になっていないと、何から手を付ければ良いのかが分からず、嫌気がさしてどうしてもやる気が落ちてしまいます。

そこで、作業の最初の方で、自分がやるべきことの全容を整理し、優先順位を付けて、最も優先順位の高いものから順に取り組んでいくことが大切です。

しかし、この全体を把握する作業はかなり頭を使う作業なので、心理的ハードルが高く、そもそも全体を整理しよう、ということ自体がやる気を削ぐ原因になりかねません。

そこで、まず最初は自分がやるべきことの中で最も取り組みやすい作業に5分程度取り組んでやる気を出してから、全体の整理に取り組むとよいでしょう。

余計なことはメモをして忘れる

せっかく集中して作業していたのに、ひょんなことから余計なことが気になってしまって、気がついたらそっちに気を回してしまってやるべきことが後回しになってしまった…というような経験はありませんか?

私はそうやって余計なことが気になってしまうのはしょっちゅうです。

今回もこの記事を書いている間に、

  • PCスタンド
  • 切羽詰まっている、の語源
  • ペナルティよりもご褒美のほうが効果的なんだっけ

といったメモが生まれました。

PCスタンドは、身体を疲れさせずにノートPCで作業するのに必要だな、と思って、記事を書き終えてからMOFT MINIを購入しました。

余計なことが気になってしまうのは仕方ありません。

むしろ、作業する中で連想して何かに気がついた、ということなので、そのアイディアは大事にした方がいいかもしれません。

しかし、その思いつきで作業を妨害されてはたまったものではありません。

かといって、頭の中に浮かんだことを無視しようと努力しながら作業を続けても、どうしても気になってしまうし、頭の一部をその余計なことを覚えておくために使ってしまうと、本来取り組むべき目の前のことに使える脳の領域が減ってしまい、一番大切なことすらおろそかになってしまう危険性があります。

そこで、頭の中に浮かんでしまった余計なことは、紙やスマホのメモ帳などにメモして見えない場所にしまって、すぐに忘れてしまいましょう。

休憩時間のときにまたそのメモを見て調べたり、取り組んだりすればよいのです。

こうやって頭の中に浮かんだものを紙に書き出して頭をすっきりさせて思考をクリアにする、というのは赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』を応用しています。

ポモドーロ・テクニック

ポモドーロ・テクニックは散々こすられているので、勉強熱心な方であれば既に知っている人も多いのではないでしょうか。

簡単に言うと、人間の集中力が持続する限界が思ったよりも短いということを利用して、

  • 25分間集中して作業する
  • 5分間休憩する
  • 以下繰り返し

というサイクルで仕事に取り組もう、というものです。

25分というのが人間の集中力の限界として絶妙な時間で、さらに、「25分頑張れば休憩できる」という希望があるため、いつも以上に頑張れるのだと思います。

しかし、私は個人的にはいつでも25分も集中できるとは思えませんし、場合によっては25分よりも頑張れることもあると思っています。

どのくらい集中力が続くか、というのは状況や作業内容による部分が大きいのではないでしょうか。

②やる気の持続時間を伸ばすためのテクニック

ポモドーロ・テクニックで言われるような25分の集中時間というものを、いつどんなときでも、誰にでも適用出来るレベルにするためには、どうしたらよいでしょうか?

私は、

  • 15分単位で区切る
  • 切羽詰まった状況を演出する

という2つのテクニックが有効だと考えています。

15分単位で区切る

25分も集中できないのであれば、もっと短く、15分にしてしまえば良いのです。

単純な話です。

しかし、そのままポモドーロ・テクニックに取り入れると15分休憩、5分休憩…ということになって、流石に休憩時間が増えすぎてしまうかもしれません。

そこで、少なくとも15分というのは集中して作業に取り組むための1単位に過ぎない、ということを前提にしましょう。

15分はとにかく頑張る。

15分集中して取り組んだあなたには、2つの選択肢があります。

5分休憩するという選択肢、そして、さらに15分の集中時間を追加する、という選択肢です。

15分で作業を中断してもいいし、もう15分頑張ってもいいのです。

大切なのは、この15分という区切りを厳守することです。

15分という時間でぴったし区切ると、おそらく基本的には作業は中途半端なところで終わってしまうはずです。

しかし、その中途半端な状態で終えることで、「もっとやりたい」と思って15分延長できたり、休憩中も「あの続きはこうやって…」という風に作業のことを考えてしまって、作業再開したときによいスタートダッシュが切れたりと、より作業に効率的に、長い時間取り組むことが出来るようになるのです。

また、タイマーを横に置いておきながら作業すると、「このままのペースだと15分で終えるときに中途半端になってしまう、もっとスピードを上げないと!」という風に、予定以上に頑張れる可能性もあります。

切羽詰まった状況を演出する

15分で設定したタイマーを横に置いて作業すると、「このままだと間に合わない!」という風に自分を追い込むことが出来る、という話をしましたが、このように切羽詰まった状況を演出する方法は他にもあります。

  • タスクを細かく区切って締め切りを短いスパンで設定する
  • そもそもの締切を実際よりも早めに設定する
  • 監視役をつけて催促させる

などです。

本当に切羽詰まった状況になって、えいや、で仕事を行うと、ミスが増えてしまったり、そのミスを修正する時間を取れなかったりと、あまりいいことはないので、これはあくまで演出です。

切羽詰まった状況を演出して早めに作業を終えることで時間的余裕をもたせて、あとからゆっくりと修正して最高の仕事に仕上げるのです。

これは、あのビル・ゲイツと仕事をしてWindows 95などの開発を行った中島聡さんの著書、『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』にも書かれていることです。

③極限状態の裏ワザ

これまで書いてきたことのどれを試してもどうしてもうまくいかない、ダメだー!という人もいることでしょう。

そんな人には最終手段の裏ワザをご紹介しましょう。

しかし、その前に予めお伝えしておかなければならないことがあります。

それは、この裏ワザはあくまで最終手段であり、あえてオススメするようなことではない、ということです。

基本的には、集中して取り組める時間を伸ばすためには、食生活や運動習慣・睡眠時間などを適切に保って体調を整えることが最も大切です。

しかし、(私のような)究極に怠惰な人間にはそもそも生活習慣を整える、だとか自分を騙して頑張る、ということ自体が向いていないのです。

そこで、演出ではなく、本当に切羽詰まった状況に自分を追い込んでしまうのが、今回ご紹介する裏ワザです。

  • 睡眠時間を極限まで削る
  • 激しい運動をして極限まで身体を疲弊させる
  • とんでもない量の作業量をあえて抱え込む
  • 締め切りに間に合わないタイミングの一歩手前まで作業を放置する

といったことをして、実際に自分を追い込むのです。

身体的な疲労は考える力を奪うので、本当にやらなければいけないこと以外の余計なことを考える余裕すらなくなり、逆に集中できる場合があります。

私は時々、72時間寝ずに作業をする、という方法で自分を追い込むことがあります。

しかし、当然本当の限界を迎えると倒れてしまったり、意識を失って気がつくと朝になっていたりします。

20代のうちにこの手法からは脱却したいものです。

また、とんでもない作業量を抱えたり締め切りに間に合わせるための本当のギリギリのラインに立ったりすると、四の五の言っていられず、ただただ作業を行うマシーンになることが出来ます。

しかし、どこかで気力の糸が切れたり不測の事態に巻き込まれたり、工数見積を誤ったりすると、確実に間に合いません。

綱渡りなのです。

私は先日修士論文を提出したのですが、全編英語、A4で70ページ以上というボリュームの修士論文をゼロから始めて4日で仕上げました。

執筆に必要な身体機能以外の全てを封印し、1日17時間以上作業をすることで、なんとか間に合わせることができました。

周りの人は本当にハラハラするでしょうし、修正にかけられる時間も限られてしまうためとんでもない集中力を必要とするので、あまりオススメできません。

紹介したものはどれも劇薬で、運良くハマると、達成したときのカタルシスはなにものにも代えがたいほどのものになるかもしれません。

ただ、あまり健全ではないですし、持続性もないので、本当の最後の手段にしておいて、頼らずに切り抜けられるようにしたいものですね。

まとめ

まとめ

何かに手をつけ始めるためのモチベーションややる気といったものは、幻想です。

しかし、一度手をつけ始めることが出来れば、徐々にモチベーションややる気は上がっていきます。

そして、そのモチベーションややる気をコントロールすることは可能です。

まずは、やるべきことを整理し、余計なことが気になったらメモして忘れ、集中力はポモドーロ・テクニックでコントロールします。

ポモドーロ・テクニックをさらに発展させるためには、15分を1単位として、その区切りを絶対のルールとすることで、自然と集中する時間を伸ばすことができます。

これらのテクニックに加えて、万全の体調を維持することが大切ですが、どうしてもそれが出来ない場合は、本当に切羽詰まった状況に自分を追い込む、という裏ワザがあります。

しかしこれはあくまで最終手段であるため、あまり頼ってはいけません。

人間の意志とは弱いものです。

自分は頑張れる人間だと信じたり、やる気が生まれるのを待つのではなく、やるしかない状況、絶対に頑張れる理由を設定して、自分を上手にコントロールできるようになりたいものですね。

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サメの助
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平日の全てを仕事に、土日の全てを遊びに費やす東大理系院卒ベンチャー社員