本記事は、リベラルアーツ研究所公開記事50記事達成を記念して、当サイトの共同運営者兼ライターのもりおとサメの助の対談をまとめた記事です。
対談者プロフィール
もりお
東京大学文系学部卒の経営コンサルタント
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サメの助
東京大学理系大学院生
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Twitter:@Samenosuke_LAL
リベラルアーツ研究所について
まずは、リベラルアーツ研究所の基本情報の紹介から始めて、当サイトの運営開始のきっかけやリベラルアーツというジャンルにこめる想いなどについてお話していきましょう。
リベラルアーツ研究所の概要やアクセス数など
サメの助:それでは、リベラルアーツ研究所を一言で紹介してください!
もりお:これからの時代を背負っていく若い世代向けに、生活をちょっとだけ豊かにしてくれるような情報発信をしています。文化・アート、ビジネス、ライフという大きく分けて3つのカテゴリを内包したリベラルアーツを大テーマとして設定していて、このサイトのタイトルにも採用しています。
サメの助:サイトタイトルには「研究所」というキーワードも含まれていますが、ここにも何か意味が込められているんだよね?
もりお:そう!リベラルアーツ自体の定義を我々は広く捉えていて、今もまさにリベラルアーツとは何かを探求している最中なのだけれど、発信する自分たちも学んでいく、という意味合いで「リベラルアーツ研究所」というサイトタイトルにしています。
サメの助:「研究所」というからにはやはり自分たちの意見を世間に広く発信していき、共有知としていく必要があるけれど、11月のPV数は700PV程度と、まだまだですね。これからもっと頑張っていかないと!
ジャンル:リベラルアーツ
カテゴリ:文化・アート、ビジネス、ライフ
主な対象:これからの時代を背負っていく若い世代
現在の記事数:50記事
現在のPV数:700PV
(いつも見てくれる読者の皆さん,本当にありがとうございます!)
リベラルアーツ研究所を始めたきっかけなど
サメの助:僕は途中から参加したのでリベラルアーツ研究所(以下リベ研)を始めたきっかけというところはよく知らないのだけれど、どういった経緯で始めたのか、教えてもらえますか?
もりお:そうだね、実はリベ研は2人で始めたのではなく私が1人で始めたのだけれど、単純にやってみたかったから、っていうのが一番大きい理由かな。サメの助を始め、中高の時の同級生がやっていたブログを読んでいた当時はとても楽しかったし、運営している人たちも楽しそうだったから、自分もやってみたくなった。
サメの助:そうだったんだね笑 確かにもりおは昔から僕のブログのファンだと言ってくれていたね。実際僕はブログを書くのは好きだから、もりおに誘われたときも二つ返事で乗ったな。ところでもりおは普段は経営コンサルタントとして仕事をしているけれど、リベ研をやってみよう、と思ったのは、本職とも関係があるのかな?
もりお:そうだね。経営コンサルタントも面白い仕事だけれど、自分のやったことが直接、特に短いスパンで跳ね返ってくることはないからね。そういった意味では、記事という形で成果が残り、自分のやったことがPVなどの数字として跳ね返ってくるブログ運営はとても面白い。
サメの助:確かに、その辺りのタイムスケールの短さや全体に対する自分の寄与の割合の大きさはブログならではかもしれないね。本当はもっとTwitterなどのSNSを頑張って、ユーザーとの双方向コミュニケーションを生み出していかなければいけないのだけれど…。
もりお:それは1つの課題だね。
サメの助:そうだね。あと最後に、リベラルアーツをジャンルとして選定した理由を教えてもらえるかな?
もりお:これからの時代を背負っていく若い世代に向けて、どんな分野でも共通して必要となるようなリベラルアーツを伝え、生活を少しでも豊かにして欲しい、と思ったからです。私は大学生の時、大学受験塾の講師として毎年80人くらいの中高生を教えていたんだけれど、教えていた生徒たちがより良い未来を掴み取るためにどうしたらいいのか、と考えたらリベラルアーツに辿り着いたんだ。あとは、クレカとか浄水器とかに特化してサイト運営をするとしたら、色々なことに興味を持ってしまう私からするとあまりにジャンルが狭すぎるし、きっと楽しんで続けられなかったと思う笑
始めたきっかけ:中高の同級生ブロガーの影響で、やってみたくなった
リベラルアーツを選んだ理由:これからの世代の生活を豊かにするため
2人での運営体制について
リベ研はもりおとサメの助の2人体制で運営しています。
この章では、何故2人で運営しているのか、2人でやることのメリット・デメリットとは、といった内容についてお話していきます。
何故2人で運営しているのか
サメの助:リベ研の大きな特徴の一つとして、対等な関係の2人による共同運営体制、というものがあると思うけれど、そもそもどうしてリベ研は2人体制で運営しているんだっけ?
もりお:アーカイブの更新日を見てもらえば分かる通り、実はリベ研は一度始めたもののすぐに頓挫してしまっていたんだ。だけど、サメの助の存在ありきで再始動したんだよね。サメの助は継続力があるし、私にはあまりない戦略的思考を持ち合わせている。クリエイター的な素質も持ち合わせているし、何より私のやりたいと思っていることを伝えたら「面白そう!」と乗ってくれたことが嬉しかった。
サメの助:そんなに褒められるとどうしたらいいか分からないけれど…笑 でも確かに、お互いの足りないところを補い合ったり、強みを足し合わせたりしながら上手くやれているような気はするね。それにもりおは昔から僕がどんな記事を書くか知っているはずだし、やりやすそうだと思った。単純に一人でやるよりも長く続けられそうだし、クオリティも上がりそうだな、とも思ったしね。
もりお:あとは、やっぱりブログの運営実績があるから、ブログ運営全体に対する勘所がありそうだ、というのは大きいね。もっと人間的な部分で言うと、私は東大出身でサメの助は現役の東大の大学院生だけれど、サメの助は他の東大生と違って独自の志を持っているのを知っていて、そこに惹かれた部分もあるね。
サメの助:独自の志?
もりお:東大に入るとどうしても「大企業に入りたい」「法学部に行って弁護士になりたい」「高い年収を稼げる職業に就きたい」という、世の一般的な観点から見たエリート思想に凝り固まってしまう人は多いんだよね。そういった道を否定するわけではないけれど、せっかく高い能力を持っているのに、それをもっと活かせる道を探さないのはもったいない。その点サメの助は自分の力をもっと世のため人のために活かしたい、と考えるような人だと知っていて、私はそういう人を面白いと思うから誘ったんだ。
サメの助:なるほどね。確かにそれはちょっと自分でも分かるかも。でも実はその考え方が明確になったのは去年の就活の時期だし、僕にそういった志向があることをもりおが知ったのも、去年僕の就活を手伝ってくれたからだね。
2人体制になったきっかけ:一度頓挫したとき
何故サメの助を誘ったのか:独自の志を持っているし、お互いを補い合える関係だと思ったから
2人で運営することのメリット・デメリット
サメの助:ところで、これまで半年近く2人体制での運営を続けてきたけれど、これまでに感じているメリット・デメリットってあるかな?ちなみに僕は前にも書いたとおり2人でやることで適度な緊張感が生まれるからクオリティが上がるし、単純に負担が分散したり、アイディアを2人で練り上げることで多様化・高度化するのがとにかく大きなメリットだと思ってます!デメリットは正直今のところは感じてないかな…。
もりお:メリットについては概ね同意かな。さっきも話したとおりお互いに補完し合うことが出来るし、毎週相方の記事を読むことが出来るのは、1ファンとしてとても楽しい。デメリットは特に感じていないかな。やっぱり中学1年生からの旧知の仲である、というところは大きいかな。
2人運営のメリット:クオリティ向上、負担の分散、アイディアの多様化・高度化、お互いに補完し合える、相方の記事が楽しみ
2人運営のデメリット:旧知の仲であることが大きく、今の所特になし
これまでのブログ運営で楽しかったこと、大変だったこと
半年近く2人体制でのブログ運営を続けてきた中で、もりおとサメの助のそれぞれの楽しかったことや大変だったことは、どのようなものだったのでしょうか。
これまでのブログ運営で楽しかったこと
サメの助:これまでのブログ運営で楽しかったことはどんなところでしたか?僕は徐々に見てくれる人が増えてきたことが楽しいな。11月は700PV以上になって、ペースは遅いものの段々と見てもらえるようになってきたのは嬉しいね。ブログ全体のテーマとしてリベラルアーツという、定義の広いものが設定されているから、単純に幅広いことに興味をもって知識を集めて、それをまとめるのは楽しい。僕は色んな角度から情報を沢山引っ張ってきて、それらをこねくり回して理論を作る、みたいなのは好きだし、それが楽しいんだけど、リベ研ではそれが出来るのがとてもいいね。
もりお:少しずつ見てもらえるようになってきた、というのはやっぱり嬉しいことだよね。それと、記事という形で常にアウトプットを意識するからか、日常が意味深いものになってきたことも感じているよ。興味の幅が広がって、記事が自分の足跡として残って間接的な日記のようなものが溜まっていって、そして自分の記事が僅かながらでも社会に価値提供しているのでは、と感じる瞬間が増えてきたことがとても嬉しい。
サメの助:確かに、アウトプットありきで日常を過ごすから、今まで見えていなかったものが見えてきたり、自分のアンテナが鋭くなってきたことは感じるね。それに、これまでと比べて読書がとても楽しくなった。「本を読んだ方がいいから読む」というのではなくて、常にアウトプットから逆算して必要に応じて本を読むことになっているから、充実度の高い読書が出来ているし、単純な読書量も10倍以上になっているんじゃないかな。
もりお:それは確かにそうだね。読書の量も、ジャンルの幅も、明らかに前より広がったな。興味の領域が広くなった結果なんだろうね。
- 徐々に見てもらえるようになってきていることが嬉しい
- 興味の幅が広がってきて、日常が意味あるものになってきた
- 読書の質・量・幅が全て上がった
これまでのブログ運営で大変だったこと
サメの助:逆に大変だったことと言うと、やっぱりWordPressという今まで触ったことないツールを使いこなす部分かな。簡単なコーディングくらいだったら出来るし、Webサービスの仕組みもある程度は理解しているつもりだったけれど、やはり最初は戸惑うことが多かったね。禁忌を簡単に犯してサイトが飛んでしまう事件もあったし笑
もりお:あれはショックだったね。WordPressへの理解やお作法を全然知らないことが分かったね。起きることの原因が全て自分たちに責任がある、という現実を突きつけられて、よく調べたりチェックしたりしながら進めていかないといけないんだなあ、ということを改めて思い知ったね。
サメの助:そうだね。これは運営者としての話だったけれど、ライターとしての話しで言うと、調査が沢山必要な記事がほとんどなので、研究の合間をぬって記事を執筆するのが難しかったね。なんなら今もひいひい言いながらやってるよ。僕のノルマの毎週金曜19:00更新にはちょっと間に合わないこともちょこちょこあるしね…笑
もりお:それは同感だな。週1ペースの更新が思ったより全然キツいよね。これからも読者のニーズを意識して、質を落とさず書いていきたいね。
サメの助:がんばります…。でも、もりおと二人三脚でやっているからこそ、「週1で記事を書くペースだけは落とせない」となって、ギリギリでなんとかなっているよ。もりおに迷惑かけられないし、やっぱり僕の記事を楽しみにしてくれている、っていうのがモチベーションの一つだね。
もりお:そう、自分が書くだけじゃなくて、読者としての楽しみがあるのは大きいね。それと、何人かリアルな知り合いに紹介していることで自分にプレッシャーを与えている、という力技も使ってなんとか更新を続けているよ。あとは、なるべくストックを作るようにして、記事を書けない間はインプットに集中できるような環境に設定しているよ。
サメの助:もりおはすごいなあ。僕は全然ストック出来ていないな…。でも、時々ストック作りに成功すると、ストックを寝かせておくメリットは僕もよく分かるよ。余裕が生まれて結果的に記事のクオリティも上がるような気がする。
もりお:あとは、今記事を書くのに苦労しているのは、「型」のようなものが出来きっていない、という部分も大きいかな。ブログ全体では50記事目だけれど、個人で見ればそれぞれ25記事程度しか書いていないからね。
サメの助:それは確かにそうかもしれないけれど、いわゆるアフィリエイト記事を書かずに、幅広いジャンルの記事を書いているという性質上、ある程度仕方ない部分もある気がする。そうは言っても、それぞれのジャンルでの「型」を確立して、もっとこのブログの柱となるような、沢山の人に読まれる記事を量産出来るようにはなりたいね。
- WordPressに慣れるまでが時間がかかった
- 週1本記事を書くのが意外と大変
- ストックを作ったり「型」を確立することで楽に運営できるようになりたい
これからを見据えて
最後の章では、これから運営を続けていく上で必要となる、サイト運営のモチベーション、そして次の通過点である100記事に向けての目標、さらにはより長期的な目標についてお話していこうと思います。
サイト運営のモチベーション
サメの助:リベ研を運営していく上でのモチベーションは、どのようなところにありますか?僕はやっぱり、自分の知見を広げつつ、誰かの生活が少し豊かになることを想像すると、それだけで嬉しいなあ。
もりお:全面的にアグリー。
サメの助:とてもコンサル臭いセリフですね。
もりお:冗談だよ笑 でも実際、自分の純粋な疑問やアイディアを誰かのために役立てたいという気持ちや、これからの時代を担う若い世代にとって普遍的に役立つ内容を発信したいという気持ちは、大きなモチベーションになっているね。それと、一緒に運営しているサメの助と共に成長していきたいというのもまた、モチベーションとして大きいね。
サメの助:全面的にアグリー。
もりお:え?笑
サメの助:実際、一人だけだったら途中で言い訳して止めていたと思うよ。もしくはどこかで質を大きく落としてしまっていたと思うね。
もりお:そうだよね。コロナでオフラインで人と会うコストが高まる中で、家にいても楽しめる(知的好奇心が刺激される)、世の中が面白いと感じられるコンテンツを作っていきたいなあ。
サメの助:全面的に(以下略)
- 自分の知見を広げつつ、誰かの役に立ちたい
- 相方と共に成長していきたい
100記事に向けての目標
サメの助:今回はキリのいい50記事目での対談記事となったけれど、おそらく次は100記事目での対談になると思う。そこまでの目標というと、どんなところを考えているかな?このままいくと100記事目は2021年6月4日になる予定だけど、このペースでPVを伸ばしていくと想定してExcelで計算すると、2021年2-3月に1000PV達成、6月に1500-1600PVとなるね。流石にこの予想は裏切りたいなあ。
もりお:うん、そのペースはちょっと流石に遅いよね。100記事のときには1万PV、少なくとも5000PVは達成しておきたいなあ。
サメの助:そうだね。このブログはアフィリエイトベースの収益を期待しているものではないから、やっぱり多くの人に見てもらえているかどうか、というところの指標となるPVを目安に考えていきたいよね。それと、まだまだ準備の段階ではあるもののブログから飛び出してリアルの事業を行う予定があるけど、その事業とブログとの連携を行って、より盛り上げていきたいね。その連携が徐々に生まれ始める段階には入っていきたいなあ。具体的には指名検索が増えるとか。
もりお:そうだね。そういった今後自分たちが目指す方向性のさらなる明確化と、その準備を着々と進めていきたい。ライターとしての目線で言うと、自分の中で記事執筆をさらなるルーティン化することを目指して、表現したいことを苦もなく表現できるようになりたいね。
- 今までのペースを大きく超えて、1万PVを目指したい
- 自分たちの目指す方向性を明確にして、その連携と準備を進めていきたい
【追記:2020年12月30日】2020年12月29日をもって、月間1000PVを達成しました。
長期的な目標
サメの助:さて、これまで色々なことを話してきたけれど、リベ研の運営メンバーとして、それぞれの長期的な目標について話しておきましょう。僕は、リベラルアーツ的な分野で第一想起されるようになりたいな。リベ研の記事は課題解決で終わるタイプの記事ではなく、知的好奇心を刺激するような内容の記事であることがほとんどだと思うので、ユーザーにとって「リベ研だから読む」というようなサイトを目指していくべきだと思うんだよね。そういう意味では、よりクオリティの高い記事を網羅的に、継続的に更新していく必要があるね。それだけだとだいぶ終わりのない戦いのような感じになってしまうので、ブログとリアル事業との掛け合わせの中で、より世の中に価値提供していく、というところも目標としておいておきたいね。オンラインとオフラインの両側面からより広く価値提供を行うことで、自分のもたらす価値の最大化を目指して、最終的には他人の自己実現を助ける最強のアシスタントになっていきたいですね。
もりお:おー、アツいね。オンラインで誰かの自己実現を助けられたら、それは素敵なことだよね。サメの助を何故誘ったのか、というところでも話したけれど、私は世の中への興味関心を持ち、自分なりの志を持つような人を増やす、というところに目標を置きたいです。もっと具体的に言うと、自分で考えられる人、自分なりの納得解を出せる人を増やしていきたい。誰かに隷属していない、というのがこれからの時代には大切だと思うし、私はそういう人が好きだな。
サメの助:「〇〇というインフルエンサーがオススメしていたからこの商品を買う」とか「親がオススメしていたから大企業に就活する」みたいな人を減らしたい、って感じかな?
もりお:そうそう笑 日本人は試験クリア型の頭を持っている人が多いような気がしているんだよね。何か定まった課題や目標を外部から設定されて、それを解決するための努力が上手な人が多い。でも、もっと自分の内側から湧き上がってくるような想い,「志」がいろいろな人の中に出てくると、これからの時代はもっと面白いことになると思うんだよね!
- 「リベ研だから読む」というようなサイトを目指す
- ブログとリアル事業の掛け合わせで世の中に対する価値提供の最大化を目指す
- 自分で考えて自分なりの納得解を出せる人を増やしたい
※これからの時代のリベラルアーツについて語った,対談第2弾はこちら↓